PWMとは?仕組みを簡単に解説

マイコンに組み込まれた機能の1つにPWMがあります.

これはモーターの回転速度を調整することによく使われますが,どのような仕組みになっているのか,簡単に解説していきます.

PWMとは?

PWM(Pulth Width Modulation)とは,電圧のオンオフを高速に繰り返すことによって電圧を調整する方法のことです.

高速な電圧の切り替えにより,その平均的な電圧を出力電圧とすることができます.

なぜそんなことが可能なのかというと,モーターの電気信号に対する反応が遅いためです.

電圧を加えてもすぐにはモーターは動かず,電圧を切ってもモーターはすぐにはとまりません.

よって平均的な電圧がかかっているとみなすことができます.

PWMはLEDの明るさを調整することもできます.

LEDは電気信号に対して反応が遅いということはないですが,人間の目はあまりに早いLEDの点滅を判別することができません.

つまり,人間の目では分からないほどの速度で点滅させれば,人間にはその平均的な明るさに見える,ということです.

デューティ比

デューティ比(Duty Cycle)とは,電圧のオンオフの周期のうち,どれぐらいの時間オンになっているかという割合を意味します.

デューティ比50%であればPWMによる出力電圧は最大電圧の半分ということになります.

デューティ比100%であればそれは最大電圧と変わりません.

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